知っておきたい紫外線散乱剤
紫外線散乱剤というのは、主に白色顔料が光を反射するはたらきを活用したものです。そして紫外線の害が肌に及ぶことを防ぐことが出来る成分なのです。
成分名としては酸化チタンや、酸化亜鉛が代表的なものです。
ファンデーションやフェイスパウダーだけを塗っても日焼け対策が出来るというのは、ファンデーションやフェイスパウダーにこういった成分が含まれているものがあるからです。
紫外線散乱剤の特徴とは
紫外線散乱剤は、化学変化による紫外線の処理をしません。肌の表面で紫外線を拡散させてブロックします。そのため紫外線散乱剤は、肌に無理な力がかからないことになります。UV-AやUV-Bの両方について防ぐことができます。
こんなに便利な紫外線散乱剤ですが、この成分というのは白浮きをしやすいということがあります。そして塗った時にあまりなめらかではないと感じる人も多いようです。塗り心地を重視する人にとっては、なんだか少し物足らないと思うこともあるかもしれません。
そういったことが理由になり、SPF50などの数値が高い日焼け止めについては、紫外線吸収剤と組み合わせて使用をすることが多いです。ということは、数値が低いものであれば、紫外線散乱剤のみの使用という日焼け止めもあるということですね。